はじめに

← 美瑛の位置情報です。

2003年7月中旬に北海道へ行ってきましたので、それに関するメモです。主にわたしが旅行前に知りたくて調べたこと、そして知っておけばよかったことなどについて記載しました。

です。何かの参考になれば幸いです。なお、以下の情報はリンク見直し等は2017年に実施していますが、訪問した2003年の情報に基づいています。また本ページの情報については正しいことは保証できませんので、ご利用になられる方がもしいらっしゃれば、皆さまご自身で確認の上ご利用ください。

寝台特急北斗星

寝台特急を利用し、東京−北海道を往復しました。家族と2人で部屋を使ったので、行きはA寝台ロイヤルを2人で、帰りはB寝台デュエットを利用しました。詳しくは、寝台特急北斗星をご参照ください。

富良野・ラベンダー

7月に北海道へ来たのは、富良野のラベンダーが1つの理由でした。富良野にはいくつかのホームページがあり、ラベンダー情報も含めて詳しく紹介しています。それらのページを列挙しますので参考にしてください。

この中で行った場所は次の3ヶ所です。

行くまでそれほど気にとめていなかったのですが、ラベンダーには早咲きと遅咲きがあります。7月中旬は早咲きは満開ですが、遅咲きはようやくつぼみが開いてきた程度でした。皆さまが行くときには注意してください。場所によって早咲きが多い場所と遅咲きが多い場所があります。富良野のホームページには開花状況をリアルタイムに表示しているページが多い(富良野開花状況上富良野開花状況中富良野開花状況南富良野開花状況)ので、早咲きが主なのか遅咲きが主なのか、開花状況はどうなのか、を直前までよくチェックしてから行くことをおすすめします。

[深山峠] 深山峠のラベンダーオーナー園は景色は素晴らしかったのですが遅咲きの方が多いので、早すぎました。手前の紫な部分が早咲き、奥が遅咲きです。

[日の出公園] 日の出公園は遅咲きが大半で早すぎました。手前の若干紫の混じっている緑の部分が、すべて遅咲きラベンダーです。ただ山のふもとに、早咲きラベンダーとひまわりが並んで咲いている場所があり、ここはなかなかに素晴らしかったです。この日の出公園ではかみふらの花と炎の四季彩まつり(当時はラベンダーまつり)が開かれます。混んでいるのを覚悟でこの時期に行けば、遅咲きもいい具合に見られるのではないでしょうか。
 ちなみに日の出山公園は、ふもとに車を置いて無料送迎バスで山の上まで行くことができます。

[ファーム富田] ファーム富田は早咲きが多く、さすがに有名どころだけあって素晴らしい光景でした。ここを訪れた折りには、ラベンダー畑だけでなくこれまた有名な彩りの畑を訪れることをおすすめします。

なお、ラベンダーを見るときには蜂に注意が必要です。なんでこんなにいるんだ、というくらいにぶんぶん飛んでいます。写真を撮ろうとラベンダーの側にしゃがみ込むと、その羽音が絶え間なく聞こえてくるくらいです。ご注意ください。

ところで、北海道の醍醐味と言えば食べ物です。北海道内陸部のごちそうと言えばジャガイモと牛乳!ということで、ジャガバタと牛乳を楽しんできました。
 わたしの行ったところは観光地なので、どこでもジャガバタはあります。ただし行く時間に注意が必要です。深山峠に行ったときにはお昼過ぎで観光客も多く、いい具合に茹で上がったアツアツのジャガバタをいただきました。ですがファーム富田に行ったときには観光客は多かったもののもう夕方で、今あるものが無くなったら店じまい、そんな感じでした。当然ジャガイモももう冷めてしまっていて、イマイチでした。
 逆にそれほど人の来ない場所では、冷めているものが出てきたり茹でている途中で無かったり(待てば茹でたてが手に入る)ということもあります。

牛乳に関してはそもそも農場であるところが多いので、おいしいものにありつけます。

ただ、あまりにも観光地化している場所は単価が高いので、注意が必要です。

ちなみに交通手段についてですが、今回は旭川でレンタカーを借りて、富良野および美瑛のパノラマロードは車で回りました。この時期の富良野はレンタカーで行くものではないと言われていますが、今回は車の利用は金曜日にしたため、渋滞にはぶつからずに済みました。

美瑛の丘巡り

美瑛の位置情報です。

この時期の北海道を訪れたもう1つの理由は、美瑛の丘巡りでした。美瑛の丘と言えばその素晴らしい丘陵の景色で有名です。ということで、その景色を見にやってきました。

美瑛に着けば、宿泊施設、四季の情報館のような観光施設、ガソリンスタンドなどでガイドマップを入手することができます。しかしながら出発前には当然ありませんので、事前に市販のガイドブックもしくはホームページなどで十分に調べる必要があります。美瑛の丘は何となく車で走り去ってしまえばそれで終わってしまい、じっくりと時間をかければそれだけの見返りがあります。是非、事前に下調べをした上で十分に時間をかけて美瑛の丘を堪能してください。

なお、美瑛の丘は天候が悪いと残念ながら、その魅力を十分に見せてくれません。若干雲の浮いた晴れの日が、もっとも素晴らしい景色になるかと思います(わたしは今まで2度行きましたが、両方とも残念ながら曇りでした)。ただ曇りの日でも目の前に広がる丘陵風景に息を呑むことは必然です。

まずは美瑛町観光協会のページをご参照ください。地図のページを見ますと、美瑛中心の近くには

の、2つの見所があります。今回は、この両方を2日間で見てきました。初日が富良野とパノラマロード、翌日がパッチワークの路です。また同じく美瑛町観光協会サイトに「観光パンフレット」のページがあります。これは参考になります。

また、美瑛巡りには次のサイトは非常に参考になります。是非、旅の前にチェックしておいてください。わたしの回ったパッチワークの路側コースは私的美瑛旅行論さんのページの「美瑛駅から北瑛方面へ」を参考にそれを短縮したものです。

私的美瑛旅行論
美瑛好きの方のページだけあって、有用。美瑛観光の前には見ておくべき。美瑛の様々な見所だけでなく、美瑛への行き方、現地での交通手段の比較、注意点など、ためになる情報が多い。2015年の美瑛旅行でも参考にしました。
北海道一周で訪れたい観光地
場所探しの参考になる。美瑛は、美瑛北美瑛南。2015年の美瑛旅行ではじめて参考にしました。
丘をこえて
初めて訪れたときの注意、おすすめの紹介、道案内などがある。

双方のページとも、非常に参考になりました。ありがとうございます。

GPS

このGPSの章の情報はとても古いのですが、一応残しておきます。今であれば、Googleのマイマップで事前に場所を記録しておいて、現地ではAndroidスマートフォンを使い、Googleマップのアプリでナビをします。便利な時代になったものです・・・


個々の見所について触れる前に、あったら便利なものについて説明しておきたいと思います。まずは GPS です。要はカーナビのような仕組みです。美瑛の丘のようにこれと言った目印もないような場所で移動するにはあると便利かと思います。
 わたしは IO データの CFGPS2PDA を組み合わせ、PDA に PocketMappleDigital をインストールすることにより、ハンディナビゲーション!?のシステムを実現しました。PocketMappleDigital にはカスタム情報という機能があり目的地にピンを立てることができるため、併用すると目的地が分かりやすく移動にはとても便利です。特に道に迷った場合に重宝します(実際に道を間違えたときに便利でした)。
 なお、以下、こぼら会発行のびえいMAPおよび私的美瑛旅行論さんのページを参考にしながら、文中の見所に MapFan への緯度・経度情報を含んだリンクを用いて書きます。緯度経度のみ取り出して利用することもできるかと思いますので、お役立てください。
 また、SuperMappleDigital用の CSV を用意しました。CSV テキストファイルのインポートから利用することができます。整数(1/1000秒単位)ですので、他にも読み込めるソフトウェアがあるかと思います。SuperMappleDigitalV3用のカスタム情報ファイルも用意しましたので、ご覧になってください。ただしこれらのデータは出発前に作成したものなので、実際の位置とは若干ずれているかもしれません。

交通手段

今回は、パノラマロード側にはレンタカーを用いました。レンタカーは予め旭川や美瑛で予約してください。JRの駅レンタカーを使うとレール&レンタカーが使えるので、わたしのように行きも帰りも列車という場合は割引が効きます。ただし車ですとせっかくの良い景色のところを何気なく過ぎてしまうこともあるので、気をつけてじっくりと回ってみてください。

パッチワークの路側にはレンタサイクルを用いました。利用したお店は滝川サイクルです。美瑛の駅を降りて駅前の信号を右側に歩いていくとあります。美瑛町観光協会(モデルコース)のページをご参照ください。なお美瑛の丘巡りにはマウンテンバイク(1500円程度)か電動アシスト自転車(3000円程度)を利用するのがよいかと思います。電動アシスト自転車は置いていないお店が多いのでご注意ください。
 マウンテンバイクはカゴがついていないので全ての荷物を背負う必要があります。電動アシスト自転車はカゴもあるし坂道が楽なのでおすすめです。ただし丘を巡っている間に電池が無くなると悲惨なので、お店の人に教えてもらって長持ちさせる方法で丘を巡ってください。気をつけて使えば1日持つそうです。マウンテンバイクを利用する場合はきつい坂道は押して登るのが無難です。わたしは無理して坂を漕いで登って、えらい目に遭いました(^^;;;

その他持ち物

当日は、帽子、合羽、軍手、ペットボトルを持参しました。マウンテンバイクはチェーンが外れやすい(というか外れました)ので軍手は必要です。この他に、日焼け止めと虫除け・かゆみ止めは持っていくべきでした。ペットボトルは駅から滝川サイクルに行く途中にあったコンビニ(セブンイレブン)で購入しました。また地図は、私的美瑛旅行論さんのページにあった地図を印刷して持参しました。やはり印刷物の方がまだ確実で、GPS はこの地図の補助として用いました。

パノラマロード

個々の見所、まずはパノラマロード側です。パノラマロードといえば有名なのは、美馬牛小学校(位置)、新栄の丘展望台(位置)が挙げられます。美馬牛小学校は(というより美瑛は)同じくパノラマロードにある写真館「拓真館」(位置)で見られる前田真三氏の写真で有名になったそうです。この小学校、一応敷地内に入ることができる(近くに駐車場があり、歩いて入るようにとの案内が出ている)のですが、ここは近くからではなく遠くからとんがり屋根のある風景を眺めるのがいいかと思います。

次に新栄の丘展望台ですが、ここから見る夕焼けは日本一と評判だそうです。ですが日本一の夕焼けを見るには晴れてないといけません。わたしが行ったときには曇りでダメでした(T_T)

この付近には水沢ダム(位置)というダムもあり、写真を撮るにはいい場所らしいのですが、天気がよくなかったので残念ながらイマイチでした。

他に美瑛町観光協会のページには、三愛の丘展望公園(位置)、ふれあい牧場(位置)が掲載されています。

パノラマロード側は富良野観光のつづきで、今回はレンタカーで走りました。富良野観光で時間を費やしすぎ、かつ天候も悪かかったために車で一気に駆け抜けたのですが、そのために景色を楽しむどころではありませんでした。やはり十分な時間を確保してゆっくりと回らないと、十分に楽しむことはできないかと思います。

パノラマロード側はあまりよく見ることができなかったので、残念ながらこの程度の説明しかできません。

パッチワークの路

滝川サイクルを出て国道 237 号線を走ったあと左へ折れてわたあめの木(位置)を見たあと、ケンとメリーの木(位置)へと向かいました。その昔車のCMで有名になったという木です。ここは駐車場も完備されトイレもありますので、便利です。

[かしわ園から] つぎに向かったところはかしわ園(位置)です。ここの駐車場側から東を眺めるといい景色が広がっていました。びえいMAPによると大雪・十勝連邦が見えるとのことなのですが、この日は天候が悪くて見えませんでした。

[親子の木を望む景色] つぎに、かしわ園を左に折れてセブンスターの木(位置)へと向かいました。途中(位置)に景色のいい場所が続きます。南西側には親子の木を望む広大な景色が広がり、自転車を止めて眺めてしまいました。さてセブンスターの木ですが、ここには駐車場やトイレもあり、また売店もあるので便利です。ここの売店はジャガバタだけでなく採れたジャガイモの宅配サービスも行っていました(今になって利用しておけばよかったと思ったりして・・・)。

このコースで来ますと、ここまではマウンテンバイクでも案外楽に来ることができます。わたしはここまでですっかり油断していました・・・

[登りきったところ] つぎにセブンスターの木を左に折れて、親子の木(位置:ずれているかも)方面に向かいました。ここはびえいMAPにあるように急な坂(こちらから行くと下り)なのですが、下りがあれば上りがあります。Web 上の地図には出ていませんが(Mappleの地図にはあります)ここには直進できる道(実は十字路:位置)があります。びえいMAPの親子の木北西にある写真撮影ポイントまでは上り坂がつづき、ここでばててしまうと先が続きません(わたしのこと)。登りきったところがなかなかいい景色で、自転車を止めて疲れを癒しました。

[北西の丘展望台から] ここから先はあまり時間がなかったので、景色もあまり見ずに自転車を飛ばし、親子の木を通り過ぎました。ちなみにここまでは下りで、ここから先はまた上りもありまして一層足が重くなってきました。この先は Web の地図にはないですが(Mappleの地図にはあります)このあたり(位置)からこのあたり(位置)へ通り抜ける道を通って、南西側から北西の丘展望台(位置)へ向かいました。ここはトイレ・駐車場・売店もあって便利であり、また展望台なので眺めもなかなかでした。

ここで丘巡りは終了し、カルビーポテト倉庫(位置)の横を通って美瑛の町へと戻りました。

宿泊

今回は富良野とパノラマロードを巡ったのち美瑛で一泊し、午前中から5時間ほどかけてパッチワークの路を巡りました。利用したのは美瑛町観光協会(宿泊施設)のサイトにあるペンションです。わたしの泊まったところは値段も手頃で料理も地元の野菜などを使っていて、とてもおいしくボリュームもありました。

ガイドマップ

宿にガイドマップが置いてありました。わたしはちょっと十分に検討する時間がなくて残念だったのですが、入手したガイドマップは以下の通りです(2003年時点)。2014年時点では、美瑛町観光協会のページにPDFがあり、これを参考にするのがよいかと思います。

びえいMAP(こぼら会)
複数のサイトで取り上げられているマップ。写真撮影ポイント・見所だけでなく、舗装道路・農道の区別、上り坂の表示、トイレの場所などが明記されているので、非常に便利。美瑛の丘を巡るためにはあった方がよいのでは。A3で持ち運びにも便利。観光協会では手に入らないらしいが、宿だけでなく美瑛のガソリンスタンドでも見かけた。50円。
丘のまちびえい((社)美瑛町観光協会)
四季の情報館にもあるらしい。観光協会のホームページにあるような情報が軒並み掲載されている。美瑛へのアクセス、交通機関インフォメーション、レンタサイクル案内、観光タクシー、サイクリング観光コース、タクシー観光コース、びえいで体験できるもの(押し花作り、ランプ作り、etc)、お店紹介、飲食店ガイド、キャンプ場案内、花ごよみ、日の出日の入り時間、イベントガイド(那智美瑛火祭りなど)、宿泊施設、そして美瑛の地図。
丘のまちびえいロードマップ(発行者不明)
パッチワークの路、パノラマロード、リフレッシュライン、美瑛町中心部のロードマップ。あれば便利か?
丘のまちびえい Town Map BIEI((社)美瑛町観光協会)
先に挙げた「丘のまちびえい」から抜き出したものか。地図、観光タクシーでのルート、サイクリング観光コース、遊歩コース、花ごよみ、日の出日の入り、237号線添いの観光ルートまっぷ、などがある。あれば便利か?
山・丘・花サンロードガイド(大雪山サンロード協議会)
詳細な情報がある訳ではないが、東神楽町・東川町・美瑛町・上富良野町の地図があり、この範囲の情報入手には便利か。主要な観光地は押さえてある。また車で回るときには便利かと思う。
田園休暇・2003富良野・美瑛キャンペーンイベントガイドブック(富良野・美瑛広域観光推進協議会)
A6の大きさだが76ページにもなるガイドブック。イベントガイド、美瑛町、上富良野町、中富良野町、富良野市、南富良野町、占冠村、JR北海道情報、バスなどの案内がある。その辺りを回るには便利では。

トロッコ列車

この時期、富良野美瑛の間には富良野・美瑛ノロッコ号という列車が走っていますので、是非乗ってみましょう。わたしは美瑛からの帰りで乗車しましたが、美馬牛駅を過ぎるまでは観光用ということでゆっくり走っていて、なかなかに楽しい列車でした。車窓の説明もあり、今までの旅を振り返るにはよい感じです。また記念品の販売などもあります。

宿泊案内

関係しそうな宿泊施設へのリンクを張りました。わたしは楽天トラベル(昔の旅の窓口)をよく使っています。

富良野・美瑛・トマムの施設一覧
富良野・美瑛・トマム周辺の宿泊施設一覧です。