はじめに
TAMRONのAF 18-200mm F/3.5-6.3 XR DiII LD Aspherical [IF] Macroを購入した。今まで使用していたレンズはCanon EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USMとTAMRON AF 28-300mm Ultra Zoom XR F/3.5-6.3 LD ASPHERICAL [IF] MACROの2本であったが、これを1本にまとめることが目的だ。
このような便利なレンズ、もっと早く買っておけばよかったと実際に使ってみて後悔した。わたしのような一眼レフ初心者にとっては圧倒的に便利なレンズであり、あってソンは無い。
今であれば、下記の選択肢から、EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS、TAMRON AF18-270mm F3.5-6.3 DiII VC LD Aspherical [IF] Macro、SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 II DC OS HSM が購入の候補になるだろう。
| メーカ | 名称 | 焦点距離換算 | 実売価格 | 重量 | APS-C |
| Canon | EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS | 29-320 | 67,800 | 595 | ○ |
| TAMRON | 18-270mm F/3.5-6.3 DiII VC PZN | 29-432 | 59,800 | 450 | ○ |
| SIGMA | 18-200mm F3.5-6.3 II DC OS HSM | 29-320 | 40,800 | 490 | ○ |
| SIGMA | 18-250mm F3.5-6.3 DC OS | 29-400 | 56,800 | 630 | ○ |
18-200mm使用感
AF 18-200mm F/3.5-6.3 XR DiII
LD Aspherical [IF] Macro(28mm)
Av=7.1, Tv=1/250, ISO=200
EOS Kiss Digitalを2003年12月に購入し、TAMRON AF 28-300mm Ultra Zoom XRはそれとほぼ同時に購入した。
EOS Kiss Digitalはレンズキットを購入したので、EF-S 18-55mmがセットになっていた。TAMRON AF 28-300mm Ultra Zoom XRは28-300mmと高倍率なズームレンズなので、EF-S 18-55mm と組み合わせて使うにはちょうど良いと考えたのだ。なおこの頃は SIGMA 18-125mm F3.5-5.6 DC もまだ発売されておらず、高倍率ズームレンズはフィルム共用の 28mm- しか選択肢が無かった。
ところがこのTAMRON AF 28-300mm Ultra Zoom XR、EOS Kiss Digitalで使用すると35mmフィルム換算で44.8mm-480mm相当となる。望遠で使うと決めれば便利だが、常用するには45mmからでは広角側が不便だ。
それは分かっていて18-55mmと組み合わせて使うつもりだったのだが、実際に使ってみると18-55mmも28-300mmも常用としたい焦点距離のレンズであり、いろいろな被写体を撮ろうとするとどうしてもレンズ交換が頻繁になってしまう。これでは、高倍率ズームレンズの意味が無い。
そのような不便さを解消したのが、APS-Cサイズセンサーデジタル一眼レフカメラ専用の、TAMRON AF 18-200mm F/3.5-6.3 XR DiII LD Aspherical [IF] Macro(28.8-320mm相当)だ。換算焦点距離はフィルム一眼レフで売れたと言われる28-300mmと同程度で、とても使いやすい。
便利であることは分かっていたのだが、買うには当然お金がかかるので手を出しかねていた。焦点距離からすれば18-55mmと28-300mmでカバーはできる。便利にはなるが新たな画角が手に入る訳ではなく、費用をかけるのであれば別のレンズを買おうと考えたからだ。
しかしその考えは誤りだった。高倍率ズームレンズの利点はよく使う焦点域が1本で済むことにある。いくら一眼レフカメラの魅力の1つがレンズ交換と言ってもそれなりの手間がかかるし、特にこのような使用頻度の高い焦点距離のレンズであれば替えずに済めばそれに越したことはない。当然のことと分かってはいたのだが、実際に体感してみるとその便利さは別次元だ。
この便利さは、費用をかけて買う価値がある。この体験から言えば、初めての一眼レフデジカメ購入でWズームレンズキットを購入するのであれば、高倍率ズームレンズを購入してしまった方が、まずは便利に使えるのでは無いだろうか。そしてこのレンズを使用することによって、必要であれば次のレンズを検討していけばよいと思う。
ただし高倍率ズームレンズなので望遠側が暗く、特に望遠側ではシャッター速度が遅くなりブレやすくなるので注意が必要だ。また開放で使うとにじむので、2/3段から1段は絞って使うのが良いと思う。望遠側で2/3段絞ると F8 と暗くなってしまうので、より一層手ぶれに注意しなければならない。
近接撮影についてはAF 28-300mm Ultra Zoom XRと同様「MACRO」とあるだけあって比較的強い。最大撮影倍率は0.27倍(35mmフィルムに換算すると0.35倍とのこと)、最短撮影距離(カメラのCMOSセンサからの距離)は0.45mと短い。
質量は398gとそれほど重くは無い。
フィルタ径は62mmでAF 28-300mm Ultra Zoom XRと同じで、流用できる。
このレンズを購入してからしばらくは、おおよそこのレンズ1本で写真撮影に歩くことが多くなった。ただその後 EF-S 17-55mm と EF 70-200mm を購入し、主力はそちらに切り替わっている。また標準域と望遠域でレンズ交換をすることになってしまったのだが、描写や明るさ、手ブレ補正を取ればやむを得ないところだ。しかし高倍率ズームレンズの出番が無くなったかと言うと、そうでは無い。やはり18-200mmの焦点域が一本で済み、さらには比較的軽量コンパクトというこのレンズのメリットは大きい。
旅行などに持ち出す場合は、この18-200mmと EF 35mm F2 を併用することが多くある。若干暗いが焦点域の広い高倍率ズームと、明るくコンパクトな単焦点の併用はかなり気に入っている。
28-300mmを手放す
TAMRON AF 28-300mm Ultra Zoom XR F/3.5-6.3 LD ASPHERICAL [IF] MACROは一眼レフデジタルカメラを使用するようになってから愛用してきたレンズであったが、これを機会に手放すこととなった。
ただそれでは200-300mmの焦点距離が無くなってしまう。しかし18-200mmと28-300mmとではあまりに焦点距離が重なってしまい今後は18-200mmしか使わないであろうことから、手放すことに決めた。
EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USMもほとんど使わなくなったが、こちらはEOS Kiss Digitalのキットレンズであることから、残すことにした。